2021年10月期の月9ドラマで取り上げられた大腸CT(CTコロノグラフィ)をご存じでしょうか?
CT装置や画像解析技術の進化に伴い、検査の負担を少なく大腸の検査を受けていただくことが可能となりました。大腸CTとはどの様な検査なのか?どこで検査を受けられるのか?をご紹介いたします。ドラマでは、技師監修として当機構理事長が参加しました。
※特定非営利活動法人日本大腸CT専門技師認定機構では、医師や診療放射線技師からなる医学系の学会・団体と連携し、高精度で標準的な検査を普及させるため、わが国初の専用テキストを用いた認定講習会の開催、画像解析実習ならびに認定試験を実施し、「大腸CT専門技師」の資格認定を行っています。
日本人の2人に1人は一生のうちにがんに罹患するといわれています。その中で一年間に大腸がんと診断された人は約15万人(2018年データ)、あらゆるがんの中で最も多い人数となっています。しかしながら、大腸がんにおける5年生存率は他のがんに比べ比較的高く、早期に発見し治療できれば完治できる可能性が高いとされています。早期発見のためには定期的な検査が大切です。
大腸を炭酸ガスにより膨らませた状態でCTを撮影します。撮影データから様々な3D画像を作成し、大腸がんや大腸ポリープを 見つけることができます。日本をはじめ諸外国で検査精度の検証が行われ、6ミリより大きなポリープの検出能は大腸内視鏡と比べ、同等以上とされています。
☆ 大腸の写真を3Dで
☆ 下剤の量は通常の半分以下
☆ 検査時間は10分程度
・お腹に不安のある方
・大腸検査を受けたことのない方
・大腸内視鏡で辛い経験をされたことのある方 など
身体に負担が少なく、短時間で終了する大腸CT検査をお勧めします。
※ 大腸がんを疑う症状(腹痛、腹部不快感、出血、貧血、体重減少など)がある場合、保険診療で受診可能な場合があります。受診施設にてご相談下さい。
特定非営利活動法人日本大腸CT専門技師認定機構では、高精度な大腸CT検査を普及させるため、そして国民のみなさまに安心、安全で有益な検査を受けていただくため、大腸CT検査に従事する診療放射線技師に対し「大腸CT専門技師」の資格認定を行っています。
当機構の認定を受けた大腸CT専門技師および講師として指導を担当する診療放射線技師が所属する施設は、下記より確認いただけます。